今回はChromebookでVisual Studio Codeを使う方法を紹介します。
通常VS CodeはChrome OSに対応していませんが、
本記事の手順を踏めば、Chromevookでも使用することができます。
この記事を読むメリット
- ChromebookでVisual Studio Codeを使えるようになる
- ChromebookでWEB開発やプログラミングができるようになる
結論
ChromevookでVisual Studio Codeを使う方法
- 手順1Linux開発環境を有効にする
- 手順2Linux開発環境をセットアップする
- 手順3ブラウザからインストールファイルを入手する
- 手順4アプリをインストールする
Linux開発環境とは
- ChromebookでLinux OS(Debian11)が使えるようになる機能
- 2019年以降に発売されたChromebookで利用可能
- 2019年以前のChromebookの対応状況は下記リンクを参考
(Google.comのサイトに飛びます)
Sign in - Google Accounts
手順
Linux開発環境を有効にする
Linux開発環境はデフォルトでオフになっているので、以下の手順で有効化する必要があります。
- [設定]アプリを開く
- [詳細設定] > [デベロッパー]を開く
- [Linux 開発環境] の横の [オンにする] を選択する
▶ [Linux 開発環境をセットアップする]という画面が表示される - [次へ]を選択する
- ユーザ名とディスクサイズを決める
▶ ユーザ名はなんでもOK
▶ ディスクサイズはこだわりがなければ[推奨]でOK - [インストール]を選択する
▶ Chrome OSが最新でない場合、先にそちらを更新する必要がある - インストールが完了するまで待機する
▶ 筆者の場合、10分弱でインストールが完了 - インストール完了
▶ 自動で[ターミナル]というアプリが起動する
Linux開発環境をセットアップする
VS Codeをインストールする前に、少しだけLinuxの操作を行います。
- [ターミナル]アプリを開く
- 以下のコマンドを実行し、Linux環境を最新状態に更新する
▶ 筆者の場合、2分程度で完了sudo apt update && sudo apt -y upgrade
- 以下のコマンドを実行し、CPUのアーキテクチャを確認する
▶ 筆者の場合、[aarch64]
▶ 次の手順の2番目で使用するため、メモしておくuname -m
ブラウザからインストールファイルを入手する
- 下記URLからダウンロードサイトに飛ぶ
https://code.visualstudio.com/download - 画面中央の[.deb]の項目からダウンロードするファイルを選ぶ
▶ メモ結果が[x86_64]の人:[x64]を選択
▶ メモ結果が[armv7l]の人:[Arm32]を選択
▶ メモ結果が[aarch64]の人:[Arm64]を選択 ←筆者はこれ - インストールファイルをダウンロードする
▶ ファイル名:code_1.79.2-1686733230_arm64.deb
▶ ファイル名の末尾が[arm64.deb]であることを確認 - インストールしたファイルをPCの[Linux ファイル]というフォルダに移動する
アプリをインストールする
- 以下のコマンドを実行し、アプリをインストールする
▶ [sudo apt install -y ./code]まで入力してからTABキーを押すと自動入力される
▶ [code_]より後ろ側は変更されている可能性ありsudo apt install -y ./code_1.79.2-1686733230_arm64.deb
- インストールが完了するまで待機する
▶ 大体1, 2分程度 - PCのアプリ一覧から、[Linuxのアプリ] > [Visual Studio Code]があることを確認する
おわりに
以上の手順でChromebookにVisual Studio Codeをインストールすることができます。
また皆さんお気づきのとおり、
Linux環境を活用すれば簡単にPythonなどの開発環境を構築することもできます。
一昔前は「プログラミングができない」がChromebookの弱点のように言われていましたが、
今は克服しているのですね。